愛媛県松山市中心部の銀天街L字地区の再開発の在り方を検討する「銀天街L字地区再開発検討専門部会」(部会長・曲田清維愛媛大防災情報研究センター教授、15人)の第2回会合が4日、市内であった。昨年12月に地権者や市民に実施したアンケートを踏まえ、「暮らし(居住)とにぎわい(商業)」「表(アーケード)と裏(路地裏)」の共生を意識して整備方針を検討する必要性を確認した。
 アンケート結果では、地権者、市民ともにL字地区再整備への期待感は約9割と高かった。将来イメージとしては、全天候型アーケードで買い物や食事を楽しめる街、路地裏などがある親しみやすい街への評価が高かった。市民アンケートの大街道周辺、銀天街周辺(L字地区)、松山市駅周辺、郊外商業施設の4カ所で最も行きたい街では、大街道、銀天街、松山市駅の合計が43%、郊外商業施設が57%だった。
 部会では、2016年度にかけて計5回の会合を開き、整備方針案を盛り込んだ基本計画を策定する。